今、将棋がアツい。
理由は、今、将棋界には羽生善治というスーパースターがいるということ。
そしてニコ生というメディアが生まれたということだ。
今まで将棋の結果は、新聞や雑誌を読むか、
またはネットの棋譜を調べることでしか、知る方法がなかった。
そしてそれらは当然文字で書かれているため、
将棋のことをよく知らない人にとって、難解な、分かりづらいものでしかなかった。
しかし今は、タイトル戦などの重要な対局については、
ニコ生で最初から最後まで完全生中継されている。
しかも現役棋士によるリアルタイムの丁寧な解説付きだ。
将棋のことをよく知らない初心者も、対局の面白さを十分に味わうことができるだろう。
先日行われた王座戦第四局、渡辺明王座 対 羽生善治二冠 の対局も、
ものすごい戦いだった。
朝9時から始まった対局は、昼食休憩、夕食休憩をはさみ、
午後10時、千日手により指し直しとなった。
千日手とは、つまり引き分けのようなものだ。
その後、午後10時半に指し直し局開始、
決着が着いたのは日付が変わって午前2時のことだった。
実に17時間に及ぶ大熱戦だった。
正直下手なテレビ番組を見るよりもずっと面白いし、
羽生の対局さえ追っていればかなりの確率で面白い対局を見ることができる。
また、将棋の棋士たちは、人間的にも個性的で面白い人が多く、
ネットで棋士たちの逸話を調べているだけでも、
あっという間に時間が過ぎ去ってしまう。
いずれまた将棋については書くこともあると思うが、とにかく今、将棋がアツいのだ。
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